アレからミュゼはどうなってるの? 親会社が変わったミュゼの実態を調べてみた

アレからミュゼはどうなってるの? 親会社が変わったミュゼの実態を調べてみた

2016年12月23日

 

2015年の8月ごろに、脱毛サロン大手のミュゼが「倒産するのでは?」
という記事が話題になりました。
ミュゼプラチナム、資金繰り悪化で私的整理 多額簿外負債が発覚、前受金を売上計上 ビジネスジャーナル

 

もともとミュゼは、創業者である高橋仁 元社長の会社「ジンコーポレーション」が運営してきた会社なのですが、
今回の任意売却によって、東証2部上場企業の「株式会社RVH」が、同社を子会社化し、現在も順調に運営を続けています。

 

一時期は、解約が殺到すると心配されていたミュゼですが、今でも電車や駅前などでも、多くの広告を見かけますし、

 

最近のキャンペーンでも、

 


「両ワキ+Vライン+
好きな場所2カ所が、400円で」

といった格安プランが宣伝されています↓

 
ミュゼ
 


「こんなに安いなら、通ってみたいけど、倒産したとかしないとか、不安で行けないんだよね…」

 

そう思っている女性は、
案外多いのではないでしょうか?

 

この記事では、この1年でミュゼがどう変わってきたのか、
何が変わっていないのかを検証したいと思います。

 

1、ミュゼが危なくなった2つの理由とその後

 

そもそも、昨年ミュゼが倒産寸前にまで行ったのは、2つの理由がありました。

 

1つ目の理由は、金融機関からの借金が、かなり膨らんでしまったこと。

 

現在の親会社の株式会社RVHのHPによると、金融機関に対して、約110億円の負債があったそうです。

このお金の返済に困ってしまったのが、今回の倒産騒ぎの大きな理由でした。

 

 

そしてもう1つの理由が、

お客さんが契約して払ったお金を
解約される可能性もあるのに、
全額を売上に計上していたということ。

 

売上に計上してしまうと、
税金を払わなければいけませんし、

会員数が一気に伸びたため、
店舗とスタッフが足りなくなり、

「予約が取りづらい!」と不満が増えた
お客さんからの解約も増えていました。

 

 

要するに、

①返さなけばいけない借金が多くて、
②しかも税金を払ったり、
③お客さんからの解約での返金で、

 


手元にお金がなくなってヤバい!!

という状況になってしまったんですね。

 

そのような状況だったミュゼを現在の親会社であるRVHが譲り受けたわけですが、その後はどうなっているのでしょうか?

 

同社のHPを見てみると、その後の経緯がプレスリリースされていますが、

上にまとめた①〜③の困ったことが、
現在どうなってるかまとめました。


①金融機関から借りた110億円の返済は?
→銀行からの借金は、ジンコーポレーションのもので、借金を返済する義務がないから大丈夫

②払いすぎた税金は?

→ジンコーポレーションが払いすぎた税金が還付申請によって、41億円分戻ってくる予定。顧客からの返金対応に使えます。


③お客さんからの解約での返金は?

→お客さんからの残っている契約分は、最大で約587億円あるので、もし一斉に解約が出てきたら危ないけど、

最近は解約件数も落ち着いて、利益も出ているので当面の心配はなさそう

(参考:RVH社のIRニュース

 

つまり、すでに契約をして、
お金を払っているお客さんに対して、

新しいお金をもらうことなく、
サービスを提供しなければならないため、

 

「戻ってくる税金の約41億円と、

新しく契約してくれたお客さんからの
売上次第

という状況にあります。

 

そこで、最近のミュゼの売上と利益が
どうなっているのかを調べてみました↓

 

 

ミュゼの売上は落ちることなく堅調に推移しており、利益も出ているようなので、

「運営資金が底をついて、サービスを続けられない」という状況は、避けられそうです。

 

2、なぜ親会社が変わっただけで良くなったのか?

 

しかし、親会社が変わった途端に、経営が順調になるってことがあるのでしょうか?

 

今回のいきさつを見てみると、銀行や事業会社からの借金を実質帳消しにできたことが、一番大きいように思います。

 

というのも、もともとミュゼは、
「予約が取りづらい」という点を除いては、
かなり評判のいい脱毛サロンでした。

 

その理由は、以下の5つ。

 

①スタッフの給料が固定制で、ノルマがないため、きつい勧誘がない

当日キャンセルでも、受けれる回数が減らない

③解約返金を申し出ても、手数料などを取られずに、残りの回数分に応じてきちんと払い戻してくれる

両ワキなどは数百円で脱毛できるのに、何度でも通えるという破格の安さ

⑤店舗内での競争がないので、スタッフ間の人間関係がギスギスしておらず、居心地が良い

 

口コミを調べてみると、
だいたい高評価です。

 


 

つまり、急激に規模が拡大しすぎたせいで、
予約が取れなくなり、顧客からの解約が増えましたが、

 

予約さえ取りやすくなれば、
かなり満足度の高いサービスを提供できて、
利益が出る事業だったと言えます。

 

3、高橋元社長が犯したたった一つの誤算

 

その辺りのミュゼのサービスの実態は、
元親会社ジンコーポレーションの
社長さんの高橋仁さんが、


「リアルフリーのビジネス戦略」

という本の中で書かれています。

 

アメブロや幻冬社の社長さんたちも推薦してたんですね。

 

かなり印象的なフレーズが目に付きます。

 

「私は、来店客を気持ち良く迎えるため、店舗で画期的なルールを決めていた。それは、『絶対に営業をしない』ということだ。」(P75-76)

 

「歩合制などを導入していないのは、前述の通り、強引な営業活動を戒めるためだ。(中略)彼女たちは、口を揃えて言う。

『歩合がない今の方が、仕事がずっと楽しい。お客さまの役に立てているという実感ができるから。

それに、今の職場では、同僚はライバルではなく仲間。一緒に店を盛り上げられるから楽しい』と。」(P88-90)

 

『タダ乗り客にこそ、最高のサービスを』(中略)フリーライダーの1つ目の価値は、宣伝媒体としてである。ごくわずかの料金で満足のいくサービスが受けられれば、来店客の満足度は相当に高まるだろう。」(P108-109)

 

この本を読んでみると、
高橋元社長は、かなり緻密に計算をして、


そして、顧客と従業員が喜ぶようにと、
ミュゼを育てていたことがわかります。

 

しかし、高橋元社長にも一つの誤算がありました。
それが、規模拡大と質の向上のバランスです。

 

高橋元社長は、これまでの悪評である
「予約の取りにくさ」についても、
ある程度認識していたものの、

「規模拡大を最優先すべき」
という考え方は変わらなかったようです。

 

「何度電話を入れても予約が取れないという状況が続けば、顧客満足度は当然下がる。これは、企業にとって大問題だ。

顧客が離れるような状況が続けば、存亡の危機なのである。そこで私は数億円を投じ、コールセンターと24時間対応のネットシステムを新設した。

(中略)

ここで注意して欲しいのが、『規模拡大→質の向上』という順序を間違えないことだ。成長期までの過程では、事業規模の拡大を何よりも優先すべきなのである。」(P123-125)

 

ここ数年の「予約の取りにくさ」の悪評は、広告出稿による規模拡大にお金を使って、


200万人を超える会員数という規模と、それに見合ったサービスの質とのバランスが崩れたために、
今回の倒産騒ぎへとつながったのかもしれません。

 

4、親会社が変わって、質の向上に舵を切ったミュゼ

 

そんな反省があったのか分かりませんが、今回親会社が変わったことによって、


それまでの悪評の原因であった、予約システムが一新
されました。

 

 

ミュゼは、両ワキ脱毛が格安で何度も通えるのに、キャンセルのペナルティがほとんどなかったため、

 


「とりあえず予約して、当日キャンセル、
また別の日に予約が入るので、
常に予約が埋まりっぱなし…」

 

という悪循環になっていたのですが、2016年4月より、ミュゼパスポートというアプリを出して、

スマホから気軽に予約を入れたり、空き状況の連絡をもらえるように改善されました。

 


App Storeでも4.5以上の高評価となっています。
現在は、このアプリをDLすると半額になるコースもあるようです。

 

つまり、もともとあった安くて良質なサービスに、これまでの不満の原因だった予約の取りにくさが、改善されたことによって、

解約率も大きく減少し、安定的な運営ができるようになってきたといえるでしょう。

 

お客さんはもちろん、従業員も幸せになれる会社を目指していたミュゼ。

 

会員数も296万人(2016年11月現在)と順調に伸びていますし、これからが楽しみですね。

 

 

ちなみに、新生活が始まる春あたりから脱毛を始めようとすると、夏に間に合わず、後悔する人も多いようです。

 

もし、

「脱毛には興味があるけれども、
怖くて行けない…」

と思っていたのなら、
この冬にミュゼで始めてみてはいかがですか?

 

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